ラッキーストライクといえば、数あるタバコの銘柄の中でも有名ですよね。
愛煙家も多いラッキーストライクですが、発がん性が高いという噂もあります。
今回はその点について掘り下げて見ました。
目次
ラッキーストライクは発がん率No1?原爆が由来で確定?
タバコを吸う上で気になるのが発がん率です。
特に「天国に最も近いタバコ」という名のついたラッキーストライクを吸ったらどうなるか、疑問に思う人も多いでしょう。
これは主にタールの配合によって危険度が変わってきます。
現在市販されているタバコの中で「ガラム・スーリア」の含有量は、タール42mg/ニコチン2.1mgとかなり多く含まれていることがわかります。
ラッキーストライクは、タール:11mg/ニコチン:1.0mgと、上記のタバコと比べると量が少ないように思えます。
しかし、ニコチンには依存成分があり、長期間吸うことで体に害を及ぼします。
更にタールには約60種類もの発がん物質があり、これが肺に入ることで肺が真っ黒になっていくのです。
これはラッキーストライクに限らず、他の多くのタバコにも共通している点ですね。
ラキストは癌になりやすいみたいな都市伝説なかったっけ❓
それ信じちゃってシンゴにラッキー吸って欲しくないタケシと
そんな噂信じちゃうなんてかわいーねって思ってるシンゴの話はどこですか❓— 彼女 (@8MaKaN0) October 3, 2023
たばこの中で、ラッキーストライクの発癌率が 最も高いことから、ラッキーストライクを吸わない人もいるようです。
中には、「ラッキーストラーク=発がん率1位」は都市伝説だと言い、ラッキーストライクを吸う人もいます。
実際の所、ラッキーストライクが発癌率1位ということは証明されておりませんし、他のたばことそこまで変わらないと思われます。
商品名の由来は原爆で確定?
ラッキーストライクの語源は、19世紀のゴールドラッシュ時に労働者が言った「Lucky Strike」というスラングが元です。
第二次世界大戦以前の日本でも発売されており、そのときはラッキー・ストライキと呼ばれていました。
その後第二次世界大戦が始まり、戦地へ赴いたアメリカ兵が吸っていたことで認知度が上がります。
白地に丸い赤のデザインは、元々は緑に赤丸でした。
しかし戦争が激化するに至り、緑色の染料の確保が必要になり、節約するために現在のような白い箱に変化しました。
ラッキーストライクは1871年に発売され、日本に原爆が投下されたのは1945年なので、原爆が名前の由来というのは根拠がありません。
【口コミ6選】ラッキーストライクがやばい?体に悪い真相は?
人気のあるラッキーストライクですが、どうしても健康のことが気になりますよね。
タバコによる健康被害も年々深刻化しており、愛煙家には頭の痛い問題かもしれません。
なぜラッキーストライクが体に悪いのか、6項目に絞り込んで解説をします。
やばい理由①燃焼時間が短すぎる
ラッキーストライクには燃焼促進剤という成分が含まれているため、他のタバコと比べるとどうしても早く吸い終わってしまうようです。
燃焼時間・喫煙時間が短いタバコランキング第2位にもあるように、燃焼促進剤と合わせてタバコのフィルターや巻紙が薄いこともあります。
また、バーレー葉という水分の少ない葉を使用しているので、さっと手軽に吸いたい人がラッキーストライクを選ぶ傾向が見られました。
やばい理由②味が美味しくない
香ばしい、という評価をする一方で、苦味を感じる人もいました。
先の項目で述べたように、ラッキーストライクはゆったり吸おうとするとすぐに燃え尽きてしまうので、味を楽しむ暇がないのも原因の一つでしょうか。
このタバコは弱くゆったり吸うことで、本来の味であるトースト感などの美味しさが際立ち、逆に強く吸うとタバコの辛味が強くなってまずいと感じることもあります。
ラッキーストライクは基本的に辛口のタバコなので、吸い始めは苦味や辛味が勝ってしまい、まずいと感じるのでしょう。
他にも、喉にぐっと刺さるような感覚があるためか、好みがかなりわかれているのも特徴です。
味を決める要素は甘味が強い・苦味・雑味・メンソールなどがあるため、個人によってかなり差が分かれるようですね。
やばい理由③都市伝説が多い
ラッキーストライクは「天国に最も近いタバコ」という噂があります。
これは肺がんを引き起す要素が高いタバコという説から来ているようですが、銘柄別に発がん率を調査した統計・論文の類が存在するわけではないので、現時点での信頼性は低いでしょう。
ラッキーストライクは先述のとおり、燃焼促進剤が入っています。
そのため、吸う本数が他のタバコに比べて多くなりがちなので、発がん率が高いとも言われています。
海外のCMで、ラッキーストライクを吸っていた俳優が肺がんで亡くなった、ということも上げられます。
しかしながら、ラッキーストライクだけが飛び抜けて発がん率が高いというデータはありません。
ラッキーストライクと日本は無関係
また、パッケージデザインが日の丸を彷彿とさせ、原爆がモチーフなのでは?と言われるのも都市伝説の一つですね。
先に述べた「Lucky Strike」という言葉が、広島の原爆投下直後に搭乗員が言った、というまことしやかな噂もありますが、これもデマです。
赤丸に白い箱が日本の国旗と同じというだけではありません。
ラッキーストライクの箱に印字された赤いインディアンのイラストの角度を変えると、家に爆弾を投下したような絵に見えるというのが、主に原爆・日本がモチーフという都市伝説の一端です。
もちろんこれも日本とは無関係のイラストです。
やばい理由④廃版が多い
2023年時点で廃盤になっているラッキーストライクは下記のとおりです。
銘柄 | 発売開始 | 販売終了 |
ラッキーストライク(両切) | 1952年1月 | 2003年11月 |
ラッキーストライク・100・ボックス | 1996年3月 | 2004年2月 |
ラッキーストライク・マイルド・FK | 1989年2月 | 1995年ごろ |
ラッキーストライク・マイルド・ボックス | ― | 1995年ごろ |
ラッキーストライク・ライト・ボックス(旧) | 1993年ごろ | 1995年ごろ |
ラッキーストライク・ライト・FK | 2006年3月 | 2013年10月 |
ラッキーストライク・スーパー・マイルド・ボックス | 1995年3月 | 2004年2月 |
ラッキーストライク・ウルトラ・ライト・ボックス | ― | 2004年2月 |
リストアップしただけで7種類のラッキーストライクが廃盤になっていました。
中には復刻したり、別の銘柄になっているものもありましたが、基本的に廃盤になったものの再販はしないようです。
その理由として、タバコ税の価格が上昇したことが上げられます。
メビウスという銘柄に至っては、20年弱で1箱の価格が2倍以上と驚くくらい値上げされています。
やばい理由⑤匂いがきつい
ラッキーストライクは、他のタバコに比べると圧倒的に匂いが強いようです。
髪や服に匂いがつきやすいという口コミもありました。
服についた匂いなどはキツめなので女性にはお勧めし難いです…(笑)
タバコの匂いが強いというのは、副流煙の匂いも強いということです。
タバコを吸っている人の近くで煙を吸うことを受動喫煙と言いますが、タバコを吸って来た人の服や髪から漂う香りのことを、三次喫煙と言います。
喫煙していた場所の壁やカーペットやカーテン、机、椅子などの表面にもタバコの有害物質は残っており、第三者がその有毒物質を吸入することがあることがわかっています。
当然ですが、衣服や頭髪に付着した有害物質によっても「三次喫煙」は発生します。
匂いがきついタバコは、こうした三次喫煙も引き起こします。
やばい理由⑥値段が安い
一番メジャーであるラッキーストライクは、2018年の改定までは500円でした。
2018年値上がりの際は、40円プラスで500円になり、2019年に20円値上げになったあとは、2021年まで40円ずつ値上がりをし、現在は600円です。
しかし、他のタバコと比べても、ラッキーストライクが特段安いわけではありません。
ラークも同じように値上げを続けていますが、現在は540円です。
2018年に発売されたキャメルは、ラッキーストライクと同じBATJ(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン)の製品ですが、こちらも現在の価格は450円です。
ラッキーストライクの価格が安い、と言われる理由の一つが、自社で生産しているからというものがあります。
海外生産をしていたということですが、現在は国内での生産のほうが主流のようです。
オリジナルのラッキーストライクよりも、後発の商品のほうが安く、フレーバー入りやメンソールが配合された商品が450円程なので、そちらを吸う人も多いのかもしれません。
ラッキーストライクの良い点を紹介!リピーターの多いタバコ?
ラッキーストライクは今でも根強い人気を誇る、定番のタバコと言えます。
歴史が古いだけではない、ラッキーストライクの魅力はどこにあるのか、検証してみます。
①値段が安い
ここでは1本あたりの価格を見ていきます。
- フィリップモリスで1本あたり21.5円
- ラッキーストライクは、エキスパートカットという種類で、1本あたり22.5円です。
- 更にメンソール種のラッキーストライク・ブラックシリーズ・メンソール・8は、1本あたり22.5円でした。
- 肝心のラッキーストライクは、1本あたり30円とやや高めです。
ラッキーストライクが安いというのは、2023年4月に発売されたエキスパートカットである可能性が高いです。
製造元のBATJ社に問い合わせたところ、タバコ葉のブレンドは多少変わっているものの、パッケージのコストカットなどをして安く提供しているそうです。
②味が美味しい
トーストのような香ばしさという表現売り文句であるこのタバコですが、愛煙家も多くいます。
後味がキャラメルのようだという人が多い中で目立ったのが、アメリカンなコクが癖になるということです。
映画やドラマで俳優が吸っているのに憧れてラッキーストライクを吸い始めた、という人もいました。
コクが強く、バタークリームたっぷりのトーストと、焦がしキャラメルのようなこってりした香ばしい旨味とミルキーな甘味を感じます
甘くほろ苦でリッチな後味の余韻を残しながら、ジャムのような酸味と程良い辛味が全体を包み込み、爽やかなキレの良さを演出しています
ここまで描写されると、まるでスイーツのようですね。
そのため、一度ラッキーストライクから離れたものの、また戻ってくるリピーターも多いように見受けられました。
ラッキーストライクは不動の人気商品
タバコといったらやっぱりラッキーストライクが一番、という人が一定数いるのがわかりました。
しかし、ラッキーストライクは独特の匂いが強いので、周囲への配慮も気をつけつつ、自信の健康状態を害さない程度にたしなむことが大切ですね。